書店、本棚の間からから見える怪しい二人組
自分の懐に入れる仕草が見えた
白昼堂々の窃盗

即座に一人が逃げ出す
もう一人は逆方向へ

手を伸ばしても間に合わないかもしれない

咄嗟に叫んだ
捕まえろ!
その瞬間

世界が遠のき
意識が離れる


気付くと己が床についている感覚がある…
これは夢だ


しかしながら喉に乾きがある

どうやら寝言として大きく叫んでいたようだ