見えぬ未来

それは同僚の弱音から始まった
転職をしたいと言い出した
概ね一致している
私もこの職場では少しばかり不安がある
給与面
幸先

全てが改善できる場なんてないとは思うんだが
それでもなんとかならないか
と思うはある
結局のところ心だけだ

それに踏み切れないのは
なにもないから
そして年経て新しい挑戦が容易くはないこと
生来の躊躇い癖も相まって二の足を踏む
後ろ盾のない転生はリスクが高い