騙されそうになった話

ジャンル違うからノンタグにしよう。
先日ちょっとした事が起こったので思い出せるうちに書いておくことにする。

私がWUGナイターで浮かれながら家路についていた時のこと。
偶然にも職場の元同僚に会う。自分の中では好みだった人であった。
あちら側から声がかかる。ふと見るともっと前の知り合いかと一瞬思う
終電が気になりつつもこれはと思い軽く話をする。
その中で「転職考えてる?」という話を小声で言われ、「まぁ多少は」と答える。
これは話続くんだなと考え早速連絡先を交換することに。
ちょっと好きだったこともあってか舞い上がってしまう。
数日後には早速喫茶店でお話をする。
自分の話等を言いつつも昔の仲間とは縁を切り本音で言い合えるのはあなたとかその部分はあなたの強みだとかこれからだよとかプラスな反応をされとても心地良いものであった。
後に本題を切り出される。
なんでも医療介護だとかそんな話で。私も年寄りの世話をすることになるのかとそんな事を思っていた。自分の言い方では誤解されるから詳しい話は数日後の説明会でということに。

この時いろいろ聞いていいとか言ってたからちょっとばかり話を聞き出すこともした。自分にしては珍しく最初から警戒心のない話し方が出来、頭では何か質問しろと命令が出るくらいに話題作りを考えていた。

そんなこんなで説明会当日。時間に余裕があるなら話をしようということで仕事を早めに切り上げ連絡するも予想より時間は少なかった。いろいろとショップ眺めをするも、こんなの面白くないよねとか言い出す。

期待に胸膨らませ準備をする。いざ説明会が始まると私は何かの違和感を感じた。
説明の毎に妙に頷きが多かった。おかしい。なんで声に出るくらいにうんうんと言ってる人ばかりなんだ。その会場には若い人が集まってると聞いたが。そのせいだとも思えた。
説明ではこれからの未来につながる話とか立ち上げの理由とか。内容に納得はしていた。
しかし、途中でプレゼンターが交代する。ここから違和感が更に増すことになる。

説明内容に変化があり、なんでもあなた達には薬を買って試してもらうという話が出る。
会社はいるのにいきなり薬を買うってどういうことなんだ?
しかも値段が高い。初回で3万程度、月一で1万。
馬鹿じゃないの!?と頭のなかで思いつつ話は続く。
そしてお金儲けのできるシステムの説明をしだす。
簡単に言うと人を誘って登録すれば(買ってくれれば)儲けが出るとかいう話。
その図をPPで表してるのだがその構図を見て思った。
「それネズミ講ですよね」
勧誘って…誰が入るんだ。ましてやリアルの友人はほぼいない自分には大損他ならない。
「入っても絶対に普段仲良くしてる仲間には進められないな。」相手に好感があったからかそんなことも考えていた。
よしみもあったのでその要求を受け入れることもきっぱり断り退席もできず。
それではとあの人が加入のきっかけになったという人(勧誘者)を紹介される。
直感的に嫌な気分がした。自分とは逆のスタイルを持ってると思しきその姿に。
元々そういった人に対して嫌悪感を示すのは今に始まったことではなかったのだが。
先ほどまで元同僚と饒舌にしゃべっていた自分と同じとは思えないくらいだ。
茶店に移ってもう少し話をすることになった。
ありがちな素性等について話す。いい気分にはなれなかった。
相手の電話が度々震えた。連絡でもしてたのだろう。
少しして説明会が始まる前に名刺を貰った人(幹部級)がやってきた。
その後の会話に関してはほぼその人がしゃべっていた。
加入を勧める巧みな話術に、意見が迷いそうになる。もしかしてできるかなと一瞬思った。
隣りに座った元同僚は先日話したことも織り交ぜ拍車をかける。
「この前偶然会えたことは運命だと思うんです!」
その告白しているかの台詞に心は揺れ動いた。
そうではあったが決断には踏み切らなかった。
時間が遅くなったということもあってか話は終わる。
普段見てる動画も見ずに今回の話を調べてみる。
ネットワークビジネス…一応は以前のマルチなどとは違う部分もあるらしいが大体は駄目。
加入など考えられない。普段の趣味をその時期してなかったからもあってかすぐに否定とかかりきれずにいた。
翌日元同僚からまた話がしたいと連絡が。
また同僚と話せるという期待する一方でまたあの話かという不安もあった。
仕事へのやる気も出ず。どうしようかと決めかねていた…

とりあえず今日はないから今のうちにプリパラしておくかと遊んでみた。

思いのほかラストスパートの効果を実感する。探していたハートジュエルのトップスとスイートアンジュのPRがトップス以外手に入った。
プレイしてるうちに楽しさは蘇り、自らにあった未練は薄れていった。

帰るとその日のうちに元同僚に断りの連絡を入れた。
通知バーから喧嘩別れせず済んだと安堵を抱くもよく見ると前のメッセージに捨て台詞のようなものが書かれていた。
なんと言われようとその手口は間違っている。賛同はできない。むしろあなたのためにも。

理解しつつも強気に進める振る舞い。私に足りないものを補ってくれるその姿に一度は惹かれた。だがああなってしまっては、、、助けようにも術がない…
聞くと元同僚と勧誘者とはSNSで知り合ったとか。ハメられたのか…
若く純粋な者を甘い言葉で誑かした奴を私は一生許すことはないだろう。