シン・ゴジラ感想(当時のログ復元)


シン・ゴジラ上映初日、早速見ることになった。
仙台ではTOHOシネマズが先日オープンした。IMAXという仙台にこれまでなかった設備。
そしてゴジラ東宝作品であり初のIMAXはこのシン・ゴジラにしようと決めていた。
東宝ロゴマーク。複数出るのだがそれぞれの時代のものである。
冒頭の船。かつての作品もそんな感じで始まる。
そして見たことあるフォント。まさに庵野作品だなと感じさせる。
ゴジラが上陸したとして実際の日本はどう動くかというものがリアルに描かれている。
ワンテンポかかってしまったりするところなどが今の体制を現してるのだろう。
震災からの原発事故を経験した後だからこその放射性物質の考察もされている。
仙台が吹き飛んでしまったガメラ2なんかも考証があったのだが見る年が違うせいなのか感覚が違う。
エヴァサウンドを流用していた時は思わずえっ使っちゃうのと軽く笑いそうになったのだが。
総じて言ってしまえば随所にそのような要素は伺える。
ゴジラが一定距離内の飛行物を光線で落とすなんて言うのはそれこそラミエルだし、
矢口プランから転じた作戦名はヤシオリ作戦、そうヤシマ作戦を彷彿とさせる。名前聞いて一瞬耳を疑った。
ゴジラVSエヴァンゲリオンとかいって随分コラボが盛んじゃないかとか思って見る前まではそこまで気にしてはいなかったのだが、
言われてみるとエヴァこそ出ていないが、成分出てるんだなと。

ゴジラ核兵器撃ってどうするんだという話は毎度あるのだが今回も冷凍作戦のタイムリミットとして扱われる。
冒頭の長台詞パートから積み重ねられた作戦実行パート。
無人列車爆弾ぶつけたりや高層ビルを倒壊させ動きを止めたりと無茶なこともやってのけるのだが妙に燃える。
ラストに謎の生物が出てきそうなシーンが出てくるのだがあれは次回作があった時にでもやるネタだろうか。
また何度か「好きにすればいい」というメッセージが強く表れる。
監督の鬱時代の助け舟となった言葉なのかは詳しくないのでわからないのだが。

さすがの音響設備といったところなのだろうか。まさしく映画に入り込んでそこから抜け出せなくなるような感覚があった。
伊福部昭ゴジラ音楽も何度か使用され、我々の世代の平成シリーズのBGMを使っていたのは嬉しかった。
この素晴らしいという感想を持てたのもまたIMAXだからかもしれない。

今度は同作品で4DXというものを体験してこようと思う